個性と勘違いされやすパーソナリティ障害|行動がおかしい人は相談へ

医者と看護師

性格的な障害を持つ人たち

困る女性

問題行動に隠された実態

人は生まれながらの性質や環境の影響などで性格が形成されていきますが、その性格も1人1人違うのは当然のことです。しかし、性格や行動が悪い意味で目立ってしまうようなものは、全てではありませんが何らかの障害を抱えていると考えられます。その中でもパーソナリティ障害という問題行動などを起こしてしまう人がおり、精神面での研究が進むにつれて実態が明らかになってきました。パーソナリティ障害はいくつかの種類に分かれ、それぞれに問題を持つ性格や行動が見られます。まず、一番多い種類として境界性パーソナリティ障害があり、これは不安定な心理状態から衝動的な行為に走ってしまいます。具体的には、自傷行為や薬を大量に服薬するなどの自殺未遂のようなことをしてしまいますが、本気で自殺する意志はあまり見られません。次に、自己愛性パーソナリティ障害は、自尊心肥大な状態なので、他人とうまく共感できずに傷つけてしまう行動が目立ちます。そして、反社会性パーソナリティ障害では、思いやりを持たずに平気で悪事を働いてしまう人に疑いが持たれます。この症状は男性に多く、一見常識的で知的に見えてしまう特徴を持ちます。他にも、回避性パーソナリティ障害は自己評価が極端に低いところがあり、社会の中で評価されてもそれを避けてしまいがちです。日本ではこのような行動は珍しいことではないかもしれませんが、アメリカでは問題に見られる傾向があります。

治療と発達への取り組み

パーソナリティ障害の疑いのある人は、日本でも増加傾向にあるとして問題になっています。原因として挙げられているのは、生まれ持ってメンタルが弱い素質を持っていることや、環境が良くなかったことなどです。その中でも親子の愛情不足が指摘されていますが、それだけとは言いきれないのであくまでも原因の1つと考えられます。また、こういったパーソナリティ障害の人には、一部で発達障害が見られることも分かってきました。そして、うつ病や摂食障害などを起こしやすい特徴もあり、さまざまな精神障害を抱えてしまうところがパーソナリティ障害の注意点です。このパーソナリティ障害を改善していくには、医療機関での治療が受けられますが、主に精神療法や投薬で症状を落ち着かせていきます。パーソナリティ障害が持つ症状によっては治療も難しくなりますが、専門家による体制で何らかの形でいい方向へ進める期待はできます。日本ではその患者の増加から、治療も本格的に行われるようになりました。少しづつその価値観を正していくようにし、原因とみられる背景も考えられています。不安定な心理状態には、育ってきた環境も大きく影響することから、幼少期からのストレスが問題視されてきました。その意味でも子供の発達支援が注目され、子供が健やかに成長できる環境を求める動きが活発となっているのです。